会社名の「ワライト」を商標に登録しました。顛末記?です。
”ワライト”は、老子のことば「和光・・光を和らぐ」から、「和+light」の意味です。
経営に「笑いと」収益を提供するのが目的です。
さて、昨年の夏に経営診断を依頼されたお店に、とてもユニークで強いブランド名がありました。知名度もあがってきているので、商標登録をしたほうがよいとアドバイスをしました。
そこで、先ずは自分のブランドの商標登録をしておこうと思った次第です。
こういうときは、最初に支援機関に相談にいきます。
昨年8月31日に、やまぐち産業振興財団の知財総合支援窓口を訪問しました。
その場で「特許情報プラットフォーム」の使い方を教えてもらって、既登録の商標に該当するものがないことを確認できました。
商標登録制度についての全般的な説明を聞いて、関連する冊子をいただきました。「商標登録願」の書き方を親切に教えてもらって、その日は終了です。
「商標登録願」を書いて、9月4日に特許庁に郵送しました。商標の出願には、「3,400円+(区分の数×8,600円)」の費用が必要です。区分というのは、登録する商標がどういう商品やサービスに使われるのかを指定するもので、合計45類に分かれています。
「ワライト」は第35類の”経営コンサルタント・市場調査等のサービス”という区分です。
一つの区分で申請する場合は最低の12,000円が必要で、これは特許印紙で支払います。
特許印紙は郵便局で購入します。小さい局だったので、窓口の人が右往左往して、奥の金庫から持って来てくれました。
3週間くらいで、「出願(申請)番号通知」と「識別番号通知」というが送られてきます。
その後は、特許庁では審査をされているのでしょうが、こちらでは時間だけが経過します。
年が明けて、1月22日に「登録査定」が届きました。審査に通ったということです。
早速1月25日に設定登録料を納付しました。登録料は、10年間で37,600円です。やはり特許印紙で支払います。これで、「商標登録原簿」に登録(2月19日でした)され、商標権が発生しました。
尚、商標権は特許権と違って何度でも(永久に)更新できます。
3月3日に写真の「商標登録証」が届きました。これでめでたく商標権者です。
まとめると、少しの手間と、5万円くらいの費用(一つの区分で10年間の場合)で、ブランドを登録することができます。期間は約半年かかります。
皆さんのお店でも、いかがでしょうか?