働く女性のおよそ3割が職場での性的な嫌がらせ、「セクハラ」を経験したことがある。
厚生労働省が調査した結果だそうです。但し、ニュースによると
・25~44歳の女性従業員約26,000人を対象に行い、有効回答は17.8%(約4,580人)。
さらに、インターネット上で同年代の女性5,000人から回答を得た。
・このうち、セクハラ被害を受けたという回答は28.7%。
回答が17.8%と極端に低いこと、インターネットで追加調査をしたことなど、調査方法が適切なのかという疑問があります。さらに、年齢が25~44歳も微妙です。
これで、”3割”と言い切るのはちょっと問題ですね。
厚生労働省のHPに正式なレポートが見当たらないので、待ちましょう。
ところで、セクハラで悩むのは働く女性だけではありません。LGBTなど性的マイノリティーの人も、もちろんセクハラの対象になりそうです。
それ以上に深刻なのは、セクハラで悩む男性です。多くの職場で、女性が重要な役割を果たし、高い役職についている人も多数います。特に若い男性が年上の女性から性的嫌がらせの被害に合っていながら、泣き寝入りするケースが増えています。
先の厚生労働省の調査同様に信頼性が疑問ですが・・
東京の戸塚美砂弁護士が、2011年に22~39才の男性2,666人にアンケート調査を実施したところ、女性上司からセクハラを受けたと約25%(約600人)の人が答えたそうです。
もちろん、この結果から”働く男性の25%がセクハラを経験”と言っては、まったくだめです。
しかし、「男のくせに・・」と、男性であるから無理して働けと言うのもセクハラです。
若い男性社員に「あなたカワイイわね」と、しつこく言うのもセクハラです。
役職者の女性が気に入った男性を、合理的な理由なしに自分の仕事に参加させるのもNGです。要求を拒んだ男性社員の査定を厳しくしたり、左遷や降格させたら、犯罪です。
男性も女性も、「職場」では「仕事」だけに集中することです。