今日は午後から気温が上がり風も強まり、夕方からは雨です。明日には”春一番”が吹く予報です。
春一番の定義は、「立春から春分までの間に、日本海で低気圧が発達し、初めて南よりの毎秒8メートル以上の風が吹き、気温が上がる現象」だとテレビで言っていました。
ちょっと意外だったのは、風速が8メートル以上というところです。それほど強い風ではないのですね。暴風が吹き荒れる「春の嵐」をイメージしていたのですが、必ずしもそこまで強い風でなくても春一番になります。
風速8メートルを風力で言えば、4(和風:砂埃が立ったり、小さなゴミや落ち葉が宙に舞う。)と5(疾風:葉のある灌木が揺れ始める。)の間です。
天気予報で「やや強い風」は風力6(雄風:木の大枝が揺れ、傘がさしにくくなる。電線が唸る。)、「強い風」は風力7(強風:大きな木の全体が揺れ、風に向かって歩きにくい。)です。
もし、明日(2月13日)に春一番が吹くと、2009年以来の早い時期となるそうです。春一番が吹くと一旦暖かくなるのですが、その後に寒波がくるそうです。早い時期の春一番ですから、週明けの寒さに要注意です。
さて、風力スケールを定めたのは、イギリスの海軍軍人ビューフォードです。彼は、気象学者であり、海洋学者でもあり、探検家でもあったようです。とても活動的で、異例ですが80歳くらいまで海軍で働いていたそうです。
皆さま、季節の変わり目ですので、ご自愛ください。