選挙権年齢が引き下げられます。18歳の青年に希望を持って選挙に行って欲しいですね。
私は、自民党出身でも民主党でも公明党でも、基本的に環境大臣(以前は環境庁長官)になった人は応援しています。
何度かこのブログでも書きましたが、日本及び世界の環境保全に貢献した素晴らしい方がたくさんおられます。一方で、何の業績も残さないで(実際は何かあったのかも知れませんが?外からは分からない)短期間で退任する大臣もおられました。
丸川環境大臣については、8日に石炭火力発電所の新設をほぼフリーで認めるという決定をして、大いに失望させた後に、原発事故の除染目標についてトンチンカンなことを口走り、あろうことか「今まで環境省は、エコだの何だの言っていれば良かった・・・」と発言しました。
後段を解説すると、従来からの環境省の役割は地球環境保全・公害の防止・自然環境の保護と整備・良好な環境の創出などでした。これに、東日本大震災以降(2012年9月~)、原子力安全が加わったのです。環境省の外局として原子力規制庁が設置されています。
どうも、丸川大臣発言をそのまま受け取ると、(原子力安全のほうが上位?で)環境問題はつまらない仕事と考えているようです。
丸川さんはテレビ朝日のアナウンサーから参議院議員2期目の45歳です。旦那さんは、自民党の代議士である大塚拓さん(42歳)です。環境大臣に就任する以前には、環境問題や原子力安全に深く取り組んだという経験はなさそうです。
これまでも、そもそも環境問題に知見が乏しくて、就任時には環境省の仕事を軽んじていたと思われる大臣は何人かいらっしゃいます。それでも、数カ月の時間が経てば勉強が進んで立派な仕事をされるように変わっていったと思います。(その数カ月が持たなかった方も多い)
丸川大臣は、既に就任から4カ月以上が経過しています。環境問題に取り組む国民一般はちょっと困惑します。この機会に、大臣の頭のなかでも原子力安全を含む環境問題への取り組みを整理して欲しいものです。
ついでに、国会議員の話題2つ。
イクメン国会議員(宮崎謙介さん)の不倫疑惑というのはガッカリです。
宮崎さんは、IT社長から2012年に当選した35歳です。25歳のときに、加藤紘一さんの娘の加藤鮎子さんと一度結婚しています。加藤さんも2014年の選挙で当選して、現在は国会議員です。
宮崎さんの奥様、金子恵美さんは新潟市議・新潟県議を経て、2012年に当選した国会議員です。
個人的には、国会議員に育児休業が必要だとは到底思えないのですが、「夫婦仲良く子育てをしたい」と言うのは、何だかいい話だと思っていました。ちょっと情けない話です。
ちょっと小ネタなのですが、甘利さんの辞任記者会見で、”選挙区外の会社からの陳情だったら怪しいので、「そこの選挙区の代議士に問い合わせする」のだが今回はできなかった”というくだりがありました。泣き言・恨み言に聞こえたので、そこの選挙区の代議士さんを調べてみましたら、2012年初当選の元歯科医さんでした。
少し話が逸れるのですが、選挙では風が吹いて新しい国会議員が一気に増えることがあります。タレントになった杉浦太蔵さんの例もありますが、かなり多様な人材が発掘されます。
そういう人材が、仕事ができて頼りにされるまでには時間が必要です。選挙の時点では、新人や選挙2回目くらいの国会議員さんの将来性は明確ではありません。
選挙権年齢が下がり、今年から新たに参加する18歳の青年には、素直な眼で候補者の将来を見通してもらいたいと思います。