犯罪が少なく、犯人がすぐ捕まる 山口県

2015年の、山口県の重要犯罪検挙率は106.9%でした。・・・あれ? 

 

2015年 都道府県別犯罪統計
2015年 都道府県別犯罪統計

ある事情で、犯罪統計を調べていて気づいたのですが、検挙率が100%を超えるとは何だ?

昨年の重要犯罪検挙率は全国平均では72.3%でした。

ところが、都道府県別ですと秋田県(107.5%)・山口県(106.9%)・大分県(104.3%)・福井県(100.0%)と、4県で100%を超えています。

 

検挙率というのは、「その年の検挙数÷その年の認知件数」で表すので、前年までに認知されていた犯人がその年に検挙されると100%を超えるようです。また、一人の犯人を捕まえてみると、余罪が出てきたという場合には検挙数が増えるようです。要するに、犯人の数より検挙数のほうが多いわけです。

 

まぁ、それはさて置いても検挙率が高いということは、犯人が捕まりやすい=逃げにくいということですね。4位以下の順位も、香川県・鳥取県・群馬県・岡山県・青森県・・と地方が多いです。

一方で、検挙率が低い、つまり犯人が逃げやすいのは、大阪府(50.3%)・兵庫県(59.3%)・滋賀県(60.6%)と、関西地方が並びます。特に、大阪府の検挙率は際立って低いです。

 

ちなみに重要犯罪発生率をみてみますと、人口1万人当たりで最も高いのも大阪府(2.24件)です。以下、福岡県(1.59件)・兵庫県(1.25件)・東京都(1.18件)と続きますので、都会が犯罪は多いですね。こちらも大阪府が際立っています。

犯罪が起こり難いほうは、富山県(0.30件)・秋田県(0.39件)・山形県(0.39件)と続いて、山口県(0.51件)は9番目です。

重要犯罪の統計からみると、山口県・秋田県・大分県の3県は住みやすい県のトップ3です。

刑法犯全体の統計からみると、秋田県・山形県・長崎県の3県が住みやすそうで、山口県も上位ですね。

 

山口県への(田舎への)”UIJターン”の、一つのメリットです。