今朝の日経新聞「取得したいビジネス関連資格」のトップが”中小企業診断士”になった。
「新たに取得したい」ビジネス関連資格 ・・ ( )内は昨年の順位
1位(6) 中小企業診断士
2位(3) TOEIC(Cレベル)
3位(2) TOEIC(Bレベル)
4位(13) TOEFL
5位(4) 宅地建物取引士
6位(5) 日商簿記2級
7位(9) 日商簿記3級
8位(1) TOEIC(Aレベル)
9位(ー) TOEIC(D)
10位(-) ビジネス実務法務検定準1級、2級
ベスト10のなかの5つが英語で、2つが簿記ですから、中小企業診断士がトップというのは少々看板に偽りあり!って感じですね。
ただ、前年の6位からトップになっているので、少しは知名度が上がったのかも知れません。
この順位をみて驚くのは、目指すTOEICのレベルが昨年はA→B→Cの順だったものが、今年はC→B→Aと入れ替わったこと。更に、TOEFLが登場したことです。
TOEICテストの評判が少し下がっている影響でしょうか?
さて、中小企業診断士ですが、経営コンサルタントを認定する唯一の国家資格で、合格率約4%と難易度が高いが、経営全般に関わる知識を習得できるため会社員や公務員など幅広い業種で人気を集めている。ということです。
私は東京の建設会社にいた2011年に中小企業診断士を受験しました。きっかけは、東日本大震災で仕事が暇になり、電力不足で残業もままならなかったので勉強しようと思ったことです。
8月にマークシート式の1次試験があり、10月に2次試験の筆記・12月に2次試験の口述という段取りです。今年の例で言えば、1次試験の合格率が26%で2次試験の合格率が19%でしたので、総合確率は26%×19%=4.9%と、約5%でした。
合格のコツは、1次試験はマークシート式なのでテキストを読んで覚えるしかありません。雑多な受験生がいますので、合格率26%なら頑張れば何とかなる!と信じて努力します。
・・実は、1次試験は2日間あるので、あんまり好い加減な人は受験しないのです。そのため、
少々時間が必要です。不謹慎ですが、震災がなければ時間がなかったように思います。
さて本当の難関は2次試験の筆記です。1次試験を受かった人だけが受験するので、この合格率19%は少々手強いです。
先ずは過去問を数年分当たってみます。定型的な問題がありますから、これを書けるようにしておきます。試験対策の本を一冊買って、やってみましょう。
残りは、あんまり傾向がなくて、どうとでも書けるような問題がでます。受験勉強のやりようが無いような問題です。もし、あなたが勤め人であるなら、常日頃に会社の仕事に、その意味を考えながら一生懸命に取り組むことが最も効果的な試験対策になります。