東武日光線に乗っていたら、東京⇒埼玉⇒群馬⇒栃木と県が変わりました。おや?
東京には7年ほど住んでいましたが、この路線で移動したことがありませんでした。
北関東に住んでいない人にとっては、県境がわかりにくくて、ちょっとパニックになります。東武日光線は東京から栃木に行く東側ルートなので、何となく、埼玉⇒栃木と直接入るのか、場合によっては茨城を経由するように思っていました。群馬って???
グーグルマップで調べてみると、栃木県・群馬県・茨城県。埼玉県は渡良瀬川遊水地(谷中湖)のところに県境が集中しています。
栃木県と埼玉県は事実上・群馬県と茨城県は現実に連結されていません。また、県境が入り組んでいて。普通に道路を走るだけで、茨城県⇒埼玉県⇒栃木県⇒埼玉県⇒群馬県⇒埼玉県⇒群馬県なんてことにもなります。
西日本には大きな平野が無いので、海岸線を基準にした直線的な地理感覚になります。関東平野は面的な拡がりがあるので、全く違います。西日本の人は、関東平野の広がりに落ち着きを失います。
確証はないですが、方向音痴の人は、西日本出身者に多いように思います。ランドマークを起点にした東西南北の方位を意識する必要があまりありません。
工場の中では方向音痴ですと、事故につながります。大竹市の工場では、”東・西”を”海側・山側”、”南・北”を”広島側・岩国側”と統一して呼んでいました。
ひとつの工場の中でも、いろいろな事情で建物の向きは異なります。東西方向に建つ場合も南北方向に建つ場合もあります。設備メンテナンスなどの指示するときや、天井クレーンの操作をするときなど、東西南北では間違いが出やすいのです。
それぞれの工場で、いろいろ工夫しています。