環境マネジメントシステムのセミナーで強調するのは、取り組めば会社が儲かるということ。
環境はエコロジー:ECO+LOGOS
経済はエコノミー:ECO+NOMOS
ECO は、共同体とか家族という意味です。
LOGOS は、世界原理、共通論理といった意味です。エコロジーは「共同体の原理」。
NOMOS は、社会規範、法や掟といった意味です。エコノミーは「共同体の規範」。
乱暴なことを言えば、ほとんど同じようなものですから、両者は両立します。
こう言うと、環境はエコロジーでなくてエンバイロンメント(environment)で、エコロジーは本来は生態学のことだ。という正論が還ってきます。
これは、ごもっともです。environmentは、取り囲むこと・取り囲まれること、というのが本来の意味です。まさに「環境」です。
そこで、一方の経済は「経世済民」の略で、世の中を治めて民衆を救済するという意味です。
世の中を治めるには、取り囲むものと折り合いをつけなければなりません。環境と折り合ってこそ、人々を救済することができるのです。
と言うことで、やっぱり、環境保全と経済成長は両立します。
・・ちょっと苦しいでしょうか??
まぁ、それほど遠大なことを説かなくても、日々の会社経営や生産活動において、環境保全を意識することは、経済的な利益につながります。
そもそも、今や日本で環境汚染を引き起こす会社は存続できません。その可能性を想像させるだけでも、会社の存続は危うくなります。環境マネジメントをきちんと構築することは、リスクを回避するために絶対条件になっています。
そして、現代の日本における環境の最大のテーマは、地球温暖化への対処です。
地球温暖化への対処は、省エネルギーとほぼほぼ一致します。省エネルギーはコスト削減につながります。今後は環境税などの導入もあるでしょうし、クレジットとして省エネ効果をお金に換えることも可能になっていきます。
会社に利益を残すために、会社を永遠に存続すために、どうぞ全社一体となった環境マネジメントに取り組んでください。