セントラルリーグに3人の新監督が誕生しました。3人とも外野手出身です。
これで、セ・リーグは6チーム中5チームで外野手出身の監督になります。
ヤクルト/真中・巨人/高橋・阪神/金本・広島/緒方・横浜/ラミレス。例外は、中日/谷繁(捕手)だけです。
パ・リーグは、ソフトバンク/工藤(投手)・日本ハム/栗山(外野手※)・ロッテ/伊東(捕手)・西部/田辺(内野手)・オリックス/福良(内野手)・楽天/梨田(捕手)です。
栗山監督だけが外野手※出身ですが、選手としての経歴は少なく、実働7年で試合出場も500試合未満です。国立大学(東京学芸大学)出身で、引退後は白鴎大学経営学部の教授を務めていたという異色の経歴です。単に外野手とは言えません。
プロ野球の監督には投手出身と外野手出身は向かないと言われています。
勝利数で上位20人の監督を並べてみると、投手2・捕手4・内野手11・外野手3です。
1 鶴岡一人(内野手) ・2 三原脩(内野手) ・3 藤本定義(投手) ・4 水原茂(内野手) ・5 野村克也(捕手) ・6 西本幸雄(内野手) ・7 上田利治(捕手) ・8 王貞治(内野手) ・9 別当薫(外野手) ・10 星野仙一(投手) ・11 川上哲治(内野手)・12 長嶋茂雄(内野手) ・13 仰木彬(内野手) ・14 原辰徳(内野手) ・15 古葉竹識(内野手)
16 森祇晶(捕手) ・17 中西太(内野手) ・18 大沢啓二(外野手)19 山本浩二(外野手)・20 梨田昌孝(捕手)
10位以内ですと広島の監督もされた別当さん1人だけがエントリーです。外野手出身の名監督と言えば、別当さんの他には、18位の日本ハムの大沢親分、昨年までソフトバンクの秋山幸二さん、ちょっと前のヤクルト・若松勉さんくらいでしょうか?
19位の広島の山本浩二さんは、ちょっと負けが込みすぎ(通算勝率0.488)です。
来年のセ・リーグのように外野手出身監督が5人も揃ったケースはこれまで無さそうです。巨人の外野手出身監督は昭和22年の中島治康さん、阪神は昭和49年の金田正泰さん、DeNAは前身の大洋時代の昭和54年に別当薫さんが最後です。
このところ、パ・リーグの豪快な野球に押されて影が薄いセ・リーグです。来年は、外野手出身の監督さんたちの思い切った采配で、面白い試合が観られることを期待したいです。
日本シリーズがまだ2試合しか進んでいないのですが、ソフトバンクの強さばかりが目立ちます。お蔭で早くも来季に気持ちが飛んで行ってしましました。
m(_ _)m ~失礼しました。