安倍首相の中央アジア訪問

あまり話題にならないのですが、安倍首相は中央アジア5か国+モンゴルを訪問中です。

 

政治の話題は、野党側が「内閣改造したのに臨時国会を開かないのがけしからん!」と言い、与党側が「安倍首相等の外交日程が窮屈なので新年そうそうに通常国会を開く」と言う。日程調整の議論に終始しています。

これに維新のお粗末な内紛劇。維新に対する国民にとっての関心は、橋下市長がなんか面白いことせんかな?くらいに成り下がりました。

 

このなかでの安倍首相の中央アジア歴訪です。安保法制を混乱の中で成立させた直後のことです。

6か国を駆け足で訪問するのですが、モンゴルはお相撲でお馴染みですが、中央アジア5か国に馴染みがある日本人は少ないと思います。

それでも、ウズベキスタンやトルクメニスタンが独裁国家であることは知っています。(モンゴルは北朝鮮と親密な関係にあることが訪問の理由だそうです。)

 

今回の中央アジア歴訪は、石油などの豊富な資源やインフラ整備の受注など経済的な目的です。もともと計画されていたことなのでしょうが、安保法制を成立させて、次は「アベノミクス=経済」ということです。

 

ただ、安保法制成立の過程で、国の内外に普遍的価値感(自由主義、民主主義、基本的人権、法の支配、市場経済)を共有する国々との連携を強くアピールした直後ですので、ちょっと違和感があります。

 

安倍首相が、このタイミングでカリモフやベルディムハメドフという独裁者と親しく握手するのはどうなのかなぁ?と思います。まぁ、プーチンの訪日も期待しているというわけですから、首相のなかでは一貫性はあるのでしょうが・・?

一般国民には、ちょっと理解し難いように思います。