1989年公開の「バック・トゥ・ザ・フューチャー Part2」の舞台が、2015年10月21日。
いろいろなメディアで、「バック・トゥ・ザ・フューチャー(BTTF) 」で描かれていた未来が、どのように達成されているのか?という話題が報じられています。
2015年10月21日は「BTTFデー」だったそうです。
映画作成から26年ですから、SFとしては近未来を描いた作品です。当時は想像のものだったいろいろなアイテムが完成しています。それでも、予想が外れている部分がそれなりにあって皆さんの興味をそそっています。ここで、各論を書く必要は無いので全て割愛します。
この話題で最も面白かったのは、朝の番組での新人アナウンサー(1991年生れ)さんのリアクションです。ベテラン(と言っても50歳前くらい)のアナウンサーとの掛け合いなのですが、どうやら新人アナウンサーさんにとっては映画のなかの2015年にあまり違和感がないようなのです。
新人さんにとっては、ウエアラブル端末も3D映像もフラットディスプレイも、物心ついたときから普通にあるものですから・・。
逆に、パタパタと数字が落下して時刻が変わるデジタル時計や、薄っぺらくて四角いフォルムの自動車など、映画で出てくる1985年のアメリカのほうに興味があるように見えます。
もし、あなたが最新技術を取り入れる仕事をしているなら、BTTF!、過去の製品を見直してみると新たな商機が見えるかも知れません。アナログ式デジタル目覚まし時計の再販はどうでしょう?
「過去に戻る」あるいは「基本に立ち戻る」という戦略は常に何かを与えます。
ところで、映画が公開された1989年とは、昭和64年であり、平成元年です。1月7日に昭和天皇が崩御されました。皆が「24時間働けていた」時代でもあります。
ちなみに、この年の2月9日に手塚治虫が亡くなっています。改めて、鉄腕アトムやブラックジャックを眺めてみると、もっと違う何かに気づくかもしれません。