仕事のできる人は、鳥の目・虫の目・魚の目、3つの目を持っているそうです。
鳥の目を持つとは、大所高所から広い視野で物事を俯瞰するということ。
実際に鳥の目は、視野が非常に広いそうです。また、高速で飛行しているときでも小さな虫を見つけられるように動体視力にも優れています。
虫の目を持つとは、三現主義(現場・現物・現状)で観察するということ。
虫は地面に近いところで、細かい観察をします。また、実際の虫の目は複眼で、多くの情報を集めて総合的に判断するという特徴があります。
魚の目を持つとは、時流の流れを見て、肌で感じて判断をするということ。
魚眼レンズと言うように、魚は前も後ろも320°くらいの範囲を見ることができるそうです。これは聴力に近いのですが、側線という体の横にある感覚器で水の流れなどを感知しています。
経営者や管理者はこの3つの目を持つことが必要です。
順番は、鳥→魚→虫 の順でしょうか。
自分の部門では、どの商品群が売り上げを落としているのか、どんな原材料が入手しにくくなっているのかなどを、鳥の目で見ます。
その商品を買ってくれる顧客の景気はこれからよくなるのか、原材料の生産は増えるのかなど市場の動向を、魚の目で判断します。
そのうえで、顧客はどんな商品なら買ってくれそうか、代替可能な原材料はないかなど、虫の目でブレイクダウンして決断します。