笠にとんぼをとまらせてあるく (山頭火)
秋です。とんぼがたくさん飛んでいます。
とんぼは日本の秋を象徴する昆虫です。日本のことを、秋津島(あきつしま)と言いますが、秋津はとんぼのことです。日本は、とんぼの国なのです。
とんぼは肉食の昆虫です。秋になって実った稲を狙う害虫を捕食するので、稲を守るために飛んでいるように見えたそうです。また、とんぼの姿は愛らしいと感じます。
「♪あ~あ~、しあわせのとんぼよ~♪」です。
ところが、欧米ではとんぼはあまり人気がないとも聞きました。Dragonfly (ドラゴンの蝿)なんか、ちょっと印象が悪いです。糸トンボなんかは、魔女の糸とか言うそうです。
ところで、とんぼの名前が付いた会社で有名なのは「トンボ学生服」「トンボ鉛筆」「トンボ飲料」などですが、どちらも子供さん(学生さん)向けの商品を製造するメーカーです。
とんぼは前に進んで後ろに下がらないことから「勝ち虫」と言われます。
子どもたちの成長を願う気持ちが表れています。