スカウトもちょっと太り過ぎ?

当地では「世界スカウトジャンボリー」が開催されていたので、外国からのお客様でいっぱいでした。

 

世界スカウトジャンボリーは、世界スカウト機構が主催するボーイスカウトのキャンプ大会)で、4年に1度開催されます。今年の大会は、山口市きらら浜で開催されて、世界中から2万5千人以上のスカウトが集まりました。

「世界スカウトジャンボリー」は昨日で全日程を終了して、皆さん帰国の途につかれたことと思います。

きらら浜の広大な干潟で野営をしていたので、雨が降らなかったのは幸いですが、とにかく暑かったと思います。

大きなトラブルも無かったようで、たいへんよかったと思います。

 

スカウトの方々は、若くてアウトドアでの活動をしているのですから、何となく痩せていて力強いイメージを持っていたのですが、実際は立派な体つきの方が多く見られました。

欧米人だけでなく、多くの人種の方も結構一様に肥満していて、少し驚きました。

 

ただ、日本人であそこまで肥るともう歩けないのではないか?と心配するような巨体の方でも、機敏に作業をしています。猛暑の中でも、きびきびした動きなので、やっぱり身体の芯が違うのかなと思います。

 

上の地図は、FAO(国連食糧農業機関)のホームページからです。

2004~2013年の10年間の国民一人当り1日のカロリー摂取量を表しています。色の濃いほうが、カロリー摂取量が多くなります。ざっと、以下です(単位は Kcal/人/日)。

<米州>アメリカ 3700・カナダ 3400・ブラジル 3200

<欧州>イタリア 3600・ドイツ・フランス 3500・イギリス 3400・ロシア 3200

<アジア>中国 3000・韓国 3200・オーストラリア 3800・タイ・マレーシア 2800・インドネシア・フィリピン 2600・インド 2300

 

日本は東南アジアの国々とほぼ同じで、およそ2700kcal/人/日です。まぁ、もともとの体格もあるのでしょうが、世界的には摂取カロリーが少ないと言えます。しかも、高齢化の影響でしょうか、年々摂取カロリーは減っています。

 

肥満した外国人の方々を見ていると潔くて、むしろ爽快です。毎年食が細くなっている日本の若者ほうがちょっと心配になります。

もちろん、肥満は健康に害も多いのでしょうが、少しだけ見習って、もともと食の細くなる夏場にはがっつり食べてみてもいいかも知れませんね。