改正労働安全衛生法の状況

労働安全衛生法の大改正は、昨年6月に公布されてから順次施行されて道半ばまで来ました。

 

昨年6月に公布された今回の改正で、これまでに施行されたのは・・

昨日話題にした電動ファン付き子給与保護具の型式検定・受動喫煙防止措置・重大な労働災害を繰り返す企業への大臣勧告などです、

 

これから、ストレスチェックの義務化と化学物質のリスクアセスメントの義務化という大物が控えています。各企業は準備を進めないといけません。

特に化学物質のリスクアセスメントはSDS(安全データシート)交付義務の640物質を取り扱うすべての事業者が対象になります。これまでは、SDSの交付と言っても国が準備しているひな形を少し手直しして提出していたので大きな手間ではありませんでした。

 

これからは、リスクアセスメントを実施して、その結果に基づいて法に定められた措置をとることが求められます。また、労働者に対する危険や健康障害の防止も必要です。

国からのリスクアセスメントの指針の提示が遅れていて、8月後半になりそうです。作業エリアでの環境測定を適正におこない、労働者個人の曝露評価をすることが原則です。

 

中小企業に関しては、コントロールバンディングという簡易型のリスクアセスメント支援システムが有効になります。

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簡易型リスクアセスメントシステム