テレビCMで、「まな板はこんなに菌でいっぱい!」と、毒々しい蛍光色のバイキンがウヨウヨ。
他にも、布団やソファーにカビとか、お部屋にウイルスとか、いろいろあります。ちょっと、やり過ぎな感じがします。日本人の清潔好きは世界一で、十分に誇れる習慣なのですが、あんまり過激な広告はどうなんでしょうか?
カイチュウ博士で有名な藤田紘一郎さん(健康のために、カイチュウをお腹で飼っている)に「清潔はビョーキだ」なんて本があります。
この方もかなりの問題児ですし、主張していることも少々過激です。しかし、広告のほうも適当なところで穏やかなものにして欲しいと思います。
死ななきゃいいとは言わないのですが、日本で昨年1年間に食中毒で亡くなった方は2人だけです。原因は、1人が”ふぐ”で、1人が”毒キノコ”です。
家庭での食中毒は、この2人を含めて、1年間で79件で患者数は161人でした。簡単に言えば、家庭ではほとんど食中毒はおこりません。
ついでなので、厚労省の食中毒統計から家庭での食中毒を引用してみますと・・。
平成26年 死者2人 ふぐ・きのこ
平成25年 1人 きのこ
平成24年 3人 アオブダイ・とりかぶと
平成23年 3人 この年の3人はサルモネラ菌なので本当の食中毒です
平成22年 0人
少し乱暴なのですが、まな板やふきんについた菌を、あまり気にしないでも構わないと思います。気にしすぎるほうが、精神的に辛いかも知れません。
まぁ、今ぐらいのレベルでいいんじゃないでしょうか?