アジアの大都市での大気汚染が続いています。増え続ける自動車がひとつの要因です。
日本で販売されている最新の自動車は、燃費が大幅に改善されていています。排気ガスも浄化されているので大気汚染の原因にはあまりならなくなっています。
しかし、自動車の数が圧倒的に多くて、旧型車や大型車がたくさん走るアジアの大都市では、自動車による大気汚染の割合が無視できなくて、健康被害が出ています。
最近でも、端午節明けの北京市で危険レベル(PM2.5で300~500)の警報が出たり、ニューデリーが世界最悪の大気汚染で外出ができなくなったりというニュースが見られています。
以前のニュース映像で、空気清浄機を背中に背負って、市場で買い物をするおばさんが紹介されていました。そこで、都市を走る自動車には、屋根とか後部とかに空気清浄機を取り付けることを義務化してはどうか?という話になりました。電気集塵機をつけて走行することで空気を自然に取り入れます。つまり自動車が走れば走るほど空気は綺麗になるという寸法です。
与太話で真面目に計算したわけではなのですが、あながち無いことでもなさそうです。移動に関するエネルギーが、ガスを吸引するエネルギーをほぼ賄うので、空気浄化のエネルギーと物質収支とが合う可能性はありそうです。
もちろん、自動車の所有者にとって直接的な利得が無いので、自由主義国で自動車オーナーに設置を義務付けることは難しいですが、中国などではできるかも知れません。北京市に入る自動車には空気清浄機が取り付けられていなければならない。とかです。
とりあえず、公共交通であるバスとかに取り付ける方法もあるかも知れません。
空気清浄機の技術は、日本が世界の最先端を言っています。現代の日本人ほど、清浄な空気にこだわる人はいないので、新しい技術がどんどん産まれていっています。
ビッグビジネスになるかも知れませんね。