ゴルフ 土日に食事付きで7500円 ・・・

 安くなっているとはいえ、東京近郊で土日・食事付きのゴルフなら2~3万円はかかります。

 

 山口県では、土日・食事付きで1万円以下のゴルフコースが結構あります。なかには、7500円なんてところもあります。


 さて、山口県にはゴルフ場が38コースあります。ゴルフ人口が92,000人ですから、ゴルファー2,400人に1つのゴルフ場があることになります。

 首都圏8都県(山梨県を含む)のゴルフ人口は367万人です。さすがに東京都内のゴルフ場は20コースしかありませんが、8都県には約700コースがあります。飛行機から眺めると、ゴルフ場だらけに見えます。それでもゴルファー5,200人に1つのゴルフ場ということになります。

 

 値段は需給バランスで決まりますから、山口県のゴルフ場が安いのは当然です。更に、山口県は首都圏に比べて地価も全然安いので、ゴルフ場もこの値段で適正な収益を上げているのでしょう。


 山口県のゴルフ場の品質は、すくなくともプレーをする範囲では、東京近郊のゴルフ場と比べて勝るとも劣らずです。フェアーウェイもグリーンも傷みは少なくて、整備もよくされています。修理地の割合も少ない印象です。プレーヤーの数も少ないので、後から追われたりプレー時間が長くなったりすることも少ないです。

 県内の方は、「そんなことは無い。山口県のゴルフ場は安かろう悪かろうだよ」と謙遜されるのですが、比較の問題です。それぞれの名門コースを別にして、山口県の1万円と東京都心から1時間圏内にある神奈川県や千葉県の2~3万円のコースを比較した場合は恐らく正しいと思います。

 

 そう考えると、ゴルフ料金が安いと喜んでばかりいられないです。値段は品質によっても決まるのですから、安売りして利益を逃しているとも言えます。

 同じ品質のものを半額以下で提供できるのだから、首都圏や国外も含む県外からゴルファーをもっと呼び込むことを考えてはどうでしょうか? もちろん、ゴルフだけして日帰りだと旅費や道具の宅配料で足が出ますから、滞在型や観光との抱き合わせです。今の山口県には「花燃ゆ」による観光客誘致効果がありますから、せっかくの観光資源を活用したいと思います。

 

 ただ、こう言うと「県外客なんか来ると料金が上がっちゃうじゃないか!」と、いつも不興を買っちゃうんです。インバウンドの拡大、「ビジット・ヤマグチ」を増やしていきたいと思っているのですが・・。