ある方から、山口県の観光についてのご意見をメールでいただきました。
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土曜日に俵山温泉に宿泊しました。
二つの外湯がそれぞれ特徴があり素晴らしく、充分に楽しみました。解説パンフレットがしっかりしていたのも嬉しかったです。
翌日は秋吉台に迎いました。秋芳洞は以前に訪ねたことがあったので、大正洞と景清洞を訪ねました。二つセットで1500円と言う入場料金には文句無いのですが、観光施設としてはガッカリしました。
そのときに、入場客が私の他に一人だけしかいなかったのも、仕方ないと言わざるを得ないレベルでした。折角周りにあるカルスト台地があれだけ素晴らしい景観で、これに洞窟の面白さをセットしたら日本人や外国人をもっともっと集められる場所なのに、もったいないことです。
大正洞では、解説テープを渡してくれました。ただ、20年前に作られたテープを流しているのでは?と思わせる内容です。そもそも洞窟の中をどのように解説して来場者の理解を深めるのか、と言う考えでテープは出来ていません。洞窟内の場所を命名していますが、何故その名前を付けたのかが判るように説明すべきでしょう。ストレートに言えば、名前の付け方が不適切なものも多くて、外国人にとって納得出来る命名か、考えてみる必要があります。多分英語のテープは無さそうですね。
景清洞に至っては入口横のボードに説明があるだけで、中は自分で考えろです。そもそも洞窟の売り物がライトが無い箇所をヘッドライトを付けて探検しませんか?ですから一部ファミリーを除くと入場客は限定されます。
大正洞横には、エコミュージアムなるものがあり、掲示内容は一定水準をクリアしています。ただ、俵山温泉の資料のように、自分達の素晴らしさをアピールするという観点で用意されていないのが残念です。カルスト台地のトレッキングと組み合わせて面白い場所になるはずがほんとうにもったいない、と感じて帰ってきました。
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昔から、みんなが思っていることであり、話していることですが、なかなか改善できません。
山口県の自然環境や観光資源は、非常に優秀です。国内外から訪問したいと思う人は決して少なくありません。いつも、もう少し暖かく迎えることはできないものかと思います。