老子の教えは毎週日曜日に掲載します。今日は、老子第四十四章です。
ご存知の「知足」・・足るを知る を、33章に引き続いて説いています。
最後の文は、「足るを知ればはずかしめられず、止どまるを知ればあやうからず、もって長久なるべし。」朝礼などでも引用しやすいです。
名与身孰親。
身与貨孰多。
得与亡孰病。
是故甚愛必大費。
多藏必厚亡。
知足不辱、知止不殆、可以長久。
名誉と生命では、どちらが身近ですか。
生命と財産では、どちらが重要ですか。
得ることと、失うことではどちらが気がかりですか。
大きすぎる愛着を持つと、大きな費えが必要です。
たくさん貯めこんだら、亡くすのも多くなります。
満足することを知れば、辱めに合わずに済み、
止める事を知れば、危険に会わず、
何時までも永続きします。