宇部市の城南電計さんの「はかりのJCSS認定顛末記」も掲載されています。
今月号の「計測標準と計測管理」は自動車産業関係の特集です。日産自動車・計測技術開発部の方の記事が面白いので紹介します。
今日の自動車の大きな特徴は二つです。
一つは「電動化と知能化」・・外界の多くの事象を計測しながら多機能を連携して制御する。
二つは「グローバル分業」・・特に新興国での生産が増え、世界的な精度保証が必要になる。
日産自動車の計測部門のポリシーは、「測れないものは進化しない」ので、知りたいことは「すべて測る」ということ。「すべて測る」ために、「大量に測る」「廉価に測る」「小さく軽く薄い計測技術」を「グローバルに保証」することを目指している。
私たちは「すべて測る」のだという、潔さが素晴らしいです。明確な目標「すべて測る」を設定して、そのためには誰が何をいつ実行するのかを追求していきます。
会社の活動において、全員が共有できる明確なポリシーを提示することはとても重要です。それに向けて、目的・目標・行動計画に落とし込んでいくことで、事業は発展していきます。
この号では、宇部市の城南電計さんの記事も掲載されています。JCSS認定は、国家標準とのトレーサビリティーがとれている公正が出来ることの認定です。とても厳密な認定ですから、「質量」でも全国に89業者しかありません。