老子の教えは毎週日曜日に掲載します。今日は、老子第三十五章です。
「大象」とは「道」のことを言い換えています。
執大象、天下往。
往而不害、安平泰。
楽與餌、過客止。
道之出言、淡乎其無味。
視之不足見、聴之不足聞、用之不足既。
社長が道理に従って仕事をするなら、天下の人が集まってきます。
集まってきた人たちには、害は無く、安楽で平和で泰平です。
音楽や饗宴で旅人の足を止めることはできます。
しかし、道理が語り掛ける言葉はあっさりとしていて面白くありません。
道理とは、視ても全ては見えず、聴いても全ては聞こえず、使っても尽きることがないものです。