謙虚に生きる ・・ 社長のための老子(27)

老子の教えは毎週日曜日に掲載します。今日は、老子第三十四章です。

 

道を優れた社長のリーダーシップと捉えてみます。

 

大道汎兮、其可左右。

萬物恃之而生而不辞。

功成而不名有。

愛養萬物、而不爲主。

常無欲、可名於小。

萬物歸焉、而不爲主、可名於大。

是以聖人、終不自大、故能成其大。

  

優れた社長のリーダーシップは水に浮かんだもののように、左も右も社内のどこにでも行き渡ることができます。

社員全員が社長を頼りにして成長しますが、社長はそれを自慢したりしません。

会社が成功しても自分の功績だと名乗ることはしません。

社員全員を愛して育成していて、社員を支配することはしません。

いつも欲を持たず、謙虚に生きています。

社員全員が社長を慕っているのに、社員を支配しないからこそ、社長は偉大なのです。

優れた社長というのは、終生自分を偉大と思わないからこそ、偉大な仕事を成し遂げられるのです。