老子の教えは毎週日曜日に掲載します。今日は、老子第三十四章です。
道を優れた社長のリーダーシップと捉えてみます。
大道汎兮、其可左右。
萬物恃之而生而不辞。
功成而不名有。
愛養萬物、而不爲主。
常無欲、可名於小。
萬物歸焉、而不爲主、可名於大。
是以聖人、終不自大、故能成其大。
優れた社長のリーダーシップは水に浮かんだもののように、左も右も社内のどこにでも行き渡ることができます。
社員全員が社長を頼りにして成長しますが、社長はそれを自慢したりしません。
会社が成功しても自分の功績だと名乗ることはしません。
社員全員を愛して育成していて、社員を支配することはしません。
いつも欲を持たず、謙虚に生きています。
社員全員が社長を慕っているのに、社員を支配しないからこそ、社長は偉大なのです。
優れた社長というのは、終生自分を偉大と思わないからこそ、偉大な仕事を成し遂げられるのです。