森永製菓のハイチュウは海外で大人気。アメリカ本土に新工場建設することになりました。
田沢純一投手がレッドソックスに持ち込んだ森永ハイチュウはメジャーリーグ全体に拡散し、田中将大投手(マー君)の活躍で、ついにはアメリカ全土で流行しています。
また、日本を訪れるタイ人観光客は抹茶味キットカットを大量に購入して帰ります。ブログからの情報が拡散したことで、抹茶味の勢いはまだまだ止まらないようです。
ネスレはスイス発祥の多国籍企業ですから、ネスレタイで生産開始するのも間近かもしれません。
昨日は、韓国でマカデミアナッツの売上が急増していると、日経新聞が春秋に書いていました。産経ならともかく日経が揶揄して書くのもどうかと思いますが・・。先日の内閣府の発表では韓国に親しみを感じないという意見が66.4%と過去最高でした。
しかし、ほんの数年前には韓流ブームが席巻していて、日本人の多くは韓国に親しみを持っていました。3年前、2011年のヒット商品ランキングの7位は「マッコリ」で、忘年会は韓国酒と「K-POP」が席巻しました。
これらの流行(親韓も嫌韓も含め)は、ネット特にSNSやTwitterから情報が拡散されたことで起こっています。口コミの現代版ですので、これぞ庶民の声であると考えるのは短絡です。
森永製菓は田中投手らに商品提供(逆有償かも知れません)していることを明らかにしていますし、ネスレも可能性はあると思います。嫌韓ブームも政治的な思惑で誘導されています。
消費者としてはこういう流行には注意が必要です。しかし、ビジネスとしてはこの強力なツールをうまく使いこなすことが、ますます成功のカギになりそうです。
もちろん、思わぬ失敗の落とし穴も潜んでいそうですので、注意も怠らないことです。