ノンアルコールビールは自販機で販売されない

年末ですから夜に集まる会も増えています。しかし、山口県はクルマ社会なのでノンアルコールビールを飲む機会が増えます。

 

本当はアルコールの入っているビールを飲みたいのですが、クルマですから仕方ありません。山陽本線ですら午後9時以降終電までに4本しかないので、鉄道を使うのは実際はかなり難しいです。

 

そこでノンアルコールビールですが、これが結構美味しいのです。ずいぶん昔は輸入のノンアルでしたが、独特の臭みがあっていただけませんでした。ところが今のものは、ビールの雰囲気が十分にあって、へたすれば酔っぱらいそうです。 

 

そこで自販機で売ったらよいのではないかと思ったのですが、どこにも置いてありません。調べたら次の3つの理由で自販機では売らないのだそうです。(自動販売機設置.jpによると)

1. 未成年者の飲酒助長

未成年者が飲酒に興味を持つきっかけとなる可能性が高い。

2. 紛らわしい

アルコール飲料と間違えて購入してしまう人がいる。

3. マーケティング的な理由

スナック菓子などを買う「ついで」に一緒に買われることを狙っている。

 

そう言えば昔はお酒やビールの自販機も多かったのですが、ほとんど見なくなりました。タバコの自販機もカードを持ってかないと使えないようになっています。日本は自販機大国ですが、こういう規制や気配りをしながら定着しているのだろうと思います。

 

実は、世界一の自販機大国はアメリカ(台数ベース)です。日本は500万台でアメリカは640万台。但し、売上高は日本は5.2兆円でアメリカは3.6兆円で日本が世界一です。

 

飲料用自販機に限ると、日本には260万台あって2.3兆円の売上があります。これは1台の自販機が年間90万円を売り上げるということになります。日本の喫茶店の従業員一人当たり売上金額の平均が年間1070万円ですから、自販機は侮れません。