7~8年ぶりでしょうか?香川県高松市を訪問しました。
午前中の打合せが長引いて昼食の時間がなくなりそうでした。しかし、そこは「うどん県」です。会社の方が、昼食は5分でOKと移動途中でロードサイドのセルフ式うどん屋さんに立ち寄ってくださいました。麺を自分で湯掻く(実際は温めるだけ?)のは初めてで面白かったです。
駐車場がいっぱいで大繁盛のように見えたのですが、とても広い店内(120席くらい)では席が60%くらいしか埋まっていません。何しろ回転が速くて、確かに5分くらいで皆さん出て行かれます。客単価は400円くらいのようですが、こりゃ儲かるなと実感しました。
今日は宇部を始発のJRで出発したのですが、山には薄く雪模様でとても寒い朝でした。ところが高松市はとてもよい天気で暖かくて少々驚きました。その青空からの連想ですが、香川県と言えば「小豆島のオリーブ」です。温暖で雨の少ないこの地方の豊かな自然が育んだ恵みです。ちょうど今からが収穫の時期だそうです。
農業というのは成果につながるまで時間がかかる産業です。特にオリーブは植えても5年目までは種をつけず採算性が取れるまでには30年くらいかかる成長の遅い樹だそうです。最初の栽培は明治41年に始まったのですが、ビジネスとして成立したのは昭和に入ってからということのようです。地中海の樹は長い年月を経て、日本では小豆島だけで根付きました。
事業計画では、「年度計画」「中期計画(3~5年)」「長期ビジョン(10年くらい)」の3つを作るのが普通ですが、「30年」をどう計画すればよいのかはなかなか難しいです。
5年も30年も、どちらも経営の時間感覚としては持ってないといけないですね。