2014年に最も飛躍した日本人の一人が錦織圭選手であることは間違いないと思います。
その錦織圭選手の師匠として、また日本スポーツの応援団長として、熱く盛り上げた松岡修造さんもまた今年の顔であったことは間違いありません。
「修造日めくりカレンダー」の修造語録は本当に元気が出ます。『わがままではなく、あるがままに』なんて、とても素敵です。
さて松岡修造さんが阪急電鉄の創始者小林一三の曾孫であることはよく?知られています。そして、お父さんは東宝の名誉会長松岡功さんです。この松岡功さんもまた日本のトップテニスプレーヤーでした。デビスカップ日本代表でもあり、修造氏が言うにはテニスの才能は父のほうが数段上だったそうです。
結果として、お父さんはテニスへの熱い夢をあきらめて事業の世界に進んだわけですが、この功さんの物心両面でのサポートが修造さんの実績とパワーにつながりました。そして、この親子二代の情熱が、今日の錦織選手の活躍に結実したとも言えます。
今回のATPファイナルで、ロンドンの観客から錦織選手が受けた声援は物凄いものでした。修造さん譲りの真摯で懸命なプレースタイルから来たものだと信じます。
スポーツが金銭や国威に関わることも事実ですが、純粋にスポーツだから好い、という気持ちにさせた出来事だと思います。