工業団地の近くに漁港があって、近くに数件の食堂が営業しています。
釜山では韓国最大の海産市場:チャガルチ市場が有名ですが、近郊の漁港にも海産物を提供する食堂街が軒を連ねて活況です。
料理はとても簡単なもので、単品のお刺身(魚の名前は聞きそびれました。白身の魚。韓国の方は青魚はあまり食べない。)と、後は副菜(キムチとかキュウリとか)があるだけです。
お店の人が、サンナクチ(タコのお刺身:活造り)をサービスしてくださいました。
山口県は全国で9番目に漁港の多い県です。瀬戸内海側・日本海側の両方で豊富な種類の新鮮な海産物が手に入ります。山口県の三大漁港は、下関港・仙崎港・萩港です。
近年、下関の唐戸では、市場内に露店を設けて多くの観光客を集めるようになりました。長門の仙崎では青海島観光とのコラボもあって多くのイベントで盛り上がります。萩では漁港直結の道の駅「萩しーまーと」が大ブームを巻き起こしています。
宇部市でも年間20億円を超える規模の水揚げがあります。残念ながら市場の食堂は長期休業中で、市場で食事をするところはありません。
魚食離れを食い止めるためにも、何とか早めに再開できたらよいと思います。新鮮な食材であれば、韓国式に調理と言えないレベルの料理であっても、と言うかそのほうがむしろ、お客様にアピールするかも知れません。
ただ、日本では外食の習慣があまりないので、どうしても観光のお客様に来てもらわないと経営が厳しくなります。
山口宇部空港を起点にする産業観光ツアーに組み入れるなどのアイディアもありそうです。
唐戸のふぐ・仙崎のかまぼこ・萩の瀬付きあじ、のような目玉アイテムの構築も大切かも知れません。