600年以上の永い伝統ある大内塗(大内人形)は、夫婦円満の象徴だそうです。
山口市役所の方から、大内人形のお話がありました。
大内弘世は、周防平定を果たして1360年に本拠を山口市に移して、西の京と呼ばれる大内文化の基礎を作った人物です。
弘世は、京三条家から美しい姫を迎えましたが、姫があまりに都を恋しがるので京から人形師を呼び寄せ、大内御殿を人形で埋め尽くして、姫を慰めました。
弘世の愛妻家ぶりは巷でも有名で、夫婦一対の大内人形の由来になりました。
山口県は夫婦円満な土地柄です。県別離婚率では34位(ちょっと微妙ですが全国平均よりはかなり低い)です。これは、夫の家事育児従事時間が全国で3位と長く、夫婦の間の協力やコミュニケーションがよくとれているからではないかということです。
※以下は余談ですが、大内人形の眉に当たる「● ●」をじっと見つめると、これが目に、本来の目が髭(ひげ)に見えてきます。ちょっと笑えて、もっと夫婦円満になるかも?