老子の教えは毎週日曜日に掲載します。今日は、老子第二十三章です。
希言自然。
故飄風不終朝、驟雨不終日。
孰為此者、天地。
天地尚不能久、而況於人乎。
故従事於道者、道者同於道、徳者同於徳、失者同於失。
同於道者、道亦楽得之。同於徳者、徳亦楽得之。同於失者、失亦楽得之。
信不足焉、有不信焉。
聴こうとしても聴こえない自然のルールがあります。
つむじ風が午前中も続くことはなく、にわか雨が一日も続くことはありません。
誰がそうしているかって、天地の営みです。
天地にでさえ荒天を長く続けることはできないのですから、社長といえども無茶な経営や他人に迷惑を掛けるような会社運営を長く続けることはできません。
自然の道理に従って生きる人は、自然の道理と調和します。
品格を持って生きる人は、品格そのものと同じです。
しかし、道徳を失って生きる人は、いつまで経っても失ったままです。
自然の道理に生きようと努力すれば、自然の道理を楽しめます。
品格を持って生きようとするなら、よい人生を送ることができます。
道徳を失って生きている人も、その人なりに楽しむのでしょう。
社長が誠実に自然の道理に従い品格のある振る舞いをしなければ、従業員から信用されて会社を運営させることはできません。