家庭用給湯はエネファームの採用が増えて、一時は減ったエコキュートも増加に転じました。
費用効果は自治体やハウスメーカーなどの補助金によって変わります。理論的なお話。
エネファームは家庭用燃料電池です。ガス(都市ガスやプロパンガス)を化学反応させ発電し、その時出る排熱を利用してお湯をつくります。家庭用は、およそ1kwの電力とほぼ同量の熱を出します。熱(給湯)はおまけですが、お湯を使わない人はいないので、家庭のエネルギー消費は1/3くらい減らすことができます。
エコキュートはただの電気温水器ではありません。ヒートポンプと言って電気のエネルギーを使って空気中の熱を汲み上げます。およそ1kwの電力で空気中から3kwの熱を汲み上げるので、ガスや灯油で給湯するのと比べて2倍くらい高効率です。
エネファームはまだ立ち上げ時期で年間3~4万台の出荷です。コスト的には厳しいですが、たいていは補助金が付きますので、検討価値は十分あります。エコキュートは累計400万台出荷されていて、年間40~50万台の実績があります。安心な商品です。