品質管理では、QCでも、ISOでも「プロセスアプローチ」が重視されます。
「プロセスアプローチ」には、いろいろな考え方があるようですが、最もシンプルには、「よい仕事をすれば、よい品を作ることができる。」あるいは「よい考えが、よい品を作ることができる」というものです。
ものづくりでは、管理項目を増やし、検査や確認の頻度をいくら上げていっても、よい品を作ることはできません。よい原料を、訓練された作業者が、整備された機械を使って、正しい手順で製造して、はじめてよい品質の製品を作ることができます。これを徹底することです。
また、この訓練された作業者とは、ただ技能に優れるだけでなく、考え方や心も鍛えられている者を言います。製造人は、よい仕事、よい考えを追求していきます。